はじめに
この記事はギター講座といっても、実際のギターの弾き方や練習方法を解説するというよりは、筆者の失敗談やあるあるネタ、マインド的な話を中心に書いていきたいと考えています。
当たり前のことですが、世の中のギター講座は成功者の立場から言及したものが殆どです。一方で、失敗者の教訓や反面教師としての記事も、案外皆さんの心に響くものがあるんじゃないかと思い、僭越ながら「失敗から学ぶギター講座」というタイトルにしてみました。
ギター練習の合間の息抜きやモチベーション向上のための読み物として楽しんでいただけたら嬉しいです。
音楽理論は程々に
第2回目の内容は「音楽理論は程々に」です。
音感コンプレックス
筆者は幼い頃にあまり音楽に触れる機会がありませんでした。
そのため、自らの音感や音楽的センスに自信が無く、いつも自分が奏でる音やメロディーが正しいかどうかを確認しないと気が済まないタイプでした。一種のコンプレックスといっていいと思います。
そして、自分が正しいかどうか確かめる術として辿り着く答えが 「音楽理論」な訳です。
この記事を読まれている方の中にも同じような経験をされている方がいるのではないかと思いますがいかがでしょうか?次のような項目が思い当たる方は要注意かもしれません。
- 耳コピしても、最終的に楽譜(スコア)を見ないと不安
- 音楽理論に当てはめないと気が済まない
- 気がついたらギターを弾くより、音楽理論を悩む時間の方が長い
理屈では分かっているけど
理屈では「音楽に正しいかどうかなど存在しない」ことは分かっています。でも、気になるんです。コンプレックスとはそうゆうモノです。
もちろん、音楽理論を勉強することが悪いわけでは無く、むしろ必要なことだと思います。一方で、過度に音楽理論に固執しすぎるとギターがつまらなくなって挫折します。
音楽理論に固執しないためには?
音楽理論に固執しないためには、どうしたら良いのでしょうか?
答えは単純です。自分の音楽的な感覚が正しいかどうかを確かめることをやめてみましょう。
結局のところ才能(と考えた方が成功できる)
少し厳しい言い方かもしれませんが、いくら音楽理論で矯正したところで、結局のところ持って生まれた音楽的な感覚が聴衆にウケた人だけが成功できるのです。
であればいっそのこと、音楽理論で悩む無駄な時間を過ごすより、自分をさらけ出して、自分がイイと思う音で演奏した方が良いと思うのです。
あなたはギターの才能を持っている(かもしれない)
さらに、それは逆に言うと幼い頃から音楽をやっているかなどは関係ない持って生まれた才能の話なわけですから、もしかすると自信の無い自分の音楽的な感覚が、実はちょうど時代に求められるという可能性だってあるわけです。
音楽で成功されている方の殆どは音楽理論を理解しながらも、ベースには自らの音楽的な感覚があり、そのバランスがそこがオリジナリティ・独自性へとつながっているように思います。
なので、まずは自分のセンスを疑うより先に、聴衆の前で発表しまくりましょう!
そして後々、発散し過ぎた独自性を整える程度に、音楽理論を勉強するくらいでも良いのではないでしょうか。
最後に
音楽での成功と言っても様々ですので、本記事の内容は一概にそうだと言い切るものではございませんが、この記事がどこかの誰かの独自性を爆発させるきっかけの一つになったら素敵だなぁなんて思ったりしています。
また、フロントで活躍しているミュージシャン、スタジオミュージシャンやギター科講師などそれぞれで求められる音楽スキルは変わってくると思いますし、パフォーマンス力やトーク力、マーケティングのセンスなど、そういったスキルも必要になってきます。
尚、そういった話もまた別の記事で書いていけたらと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
宜しければ、次回の記事も読んでいただけると嬉しいです。
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